前情報一切無しに視た映画でしたが、すごく良かったです。
基本はよく出来たコメディ映画なんですが、誰かを心から愛することの素晴らしさを再認識させてくれる映画。
原題は「Crazy, Stupid, Love」
視たら原題の理由は分かります。
邦題は「ラブ・アゲイン」
悪くはないですが、ちょっと「Crazy」と「Stupid」の部分が伝わらずに物足りない感じ。
単なるコメディ映画では全くないですし、単に甘いだけの恋愛映画でもありません。ありがちな中年の離婚騒動を描いた映画でもありません。
ただ、若いカップルよりも中年夫婦が視た方がぐっと来る映画かも知れません。
明日に迫ったバレンタインデーは、すっかり
チョコレートの配達日
に成り下がってしまっていますが、この映画を視るベストタイミングだと思いますので、是非食事の後に夫婦で視てください。
家族で視るにはちょっとだけ注意が必要かも
RもPGも無いようですが、我が家の映倫では「PG12かなー」という感じ。
Rは要らないです。
でも、コンサバティブな家庭ではこどもと一緒に視るのはちょっと恥ずかしい場面が数ヵ所。多くはないですし、「火曜サスペンス劇場」とかでも出て来るレベルです。
主演のスティーヴ・カレルがいい感じ
スティーヴ・カレルがいい味を出しています。
最初のうだつの上がらない中年親父感とか最高です。
そして、奥さん役のジュリアン・ムーアも適役。
「wildly sexy and unbelievably cute all at the same time」
がぴったり当てはまります。
その他のキャスティングも最高です。
是非視て確認してください。
主演のスティーヴ・カレルを少し前に何かの映画で視たんですが、直ぐには思い出せませんでした。
で、ググって即解決。便利な時代になりましたが、こんなに便利になると記憶力はますます衰えるばかり。。。
その映画とは、「The Incredible Burt Wonderstone(俺たちスーパーマジシャン)」
この映画の中のバート・ワンダーストーンとスティーヴ・カレルが演じています。
彼は過去の名声にすがるロートルマジシャン。
「ラブ・アゲイン」は男女の愛でしたが、こちらは男同士の友情のお話。
こちらも是非視て欲しい映画です。
この映画に新進気鋭のストリートマジシャンとして登場するスティーブ・グレイはジム・キャリーが怪演しています。まさにジム・キャリーという感じで、さすがです。
どうして日本で公開されなかったのか不思議。
ジム・キャリーと言えば、「Yes Man」。
実は昨日視直しました。
これもいい映画ですねー。
これ↓は徹夜で遊んで、レッドブル飲みすぎてハイになってるとこです。ジム・キャリーらしい顔芸。
あと「The Mask」も忘れてはダメですね。
1994年の映画だったんですね。そんなに昔だったとは。。。どうりで歳を取るわけです。
"Be better than GAP." (ギャップを超えろ。)
「ラブ・アゲイン」で一番心に刺さったセリフ。
「wildly sexy and unbelievably cute all at the same time」も心に残っていますが、こっちは刺さってます。しっかり。
ジーンズを選んでいる時に、色々御託を並べて買うのをやめようとするキャルにジェイコブが言います。
"Be better than GAP." ギャップを超えろ。
このギャップとは、ファッションブランドのGAPのこと。
その時のキャルの服装が自分と重なってしまい、この言葉がズンと響きました。
僕の場合はGAPじゃなくて、UNIQLOですが同じこと。(靴はNewBalanceではなくてADIDAS)
若い頃は、結婚してこどもが出来ると服が異常にダサくなる大人たちを嘲笑していたのに、気がつけば。。。
奥さんに離婚話を切り出される前に、自己改造しないとダメだと反省してます。
そんなことを気付かせてくれる映画でもありました。