映画「Easy Rider」は、本国アメリカでは1969年公開、そして日本では1970年に公開されました。
1969年と言えば、6月8日に南ベトナム解放民族戦線が南ベトナム共和国臨時革命政府を樹立して、7月20日にはアポロ11号が人類史上初めて月面有人着陸を果たした年。
もう歴史の教科書に登場するレベルで昔の話ですが、そんな時代の映画がDVDで気軽に視られる時代ってほんと凄いと思います。
昨日風呂上がりにぼんやり見ていたんですが、監督を知って驚きました。
って言うか、今まで監督が誰かなんて気にしたことがなかった。。。
でも、まさか監督がデニス・ホッパーだったとは。
デニス・ホッパーと言えば、「Easy Rider」のビリー以外には、友人から聞いた「Easy Rider」出演後はピーター・フォンダと不仲だった」という噂くらい。
この映画でも、その後のハーレーのイメージでも、星条旗カラーのチョッパーに乗るピーター・フォンダ演じるキャプテン・アメリカ「ワイアット」ばかりが注目されて、デニス・ホッパーは陰が薄い感じがしていましたが、まさか彼が監督だったとは。
映画「アイアンマン」でトニー・スタークのお抱え運転手のハッピー・ホーガンを演じるジョン・ファブローが監督だったという事実を知った時の次に驚きました。
それを知った上で今度改めてじっくり「Easy Rider」を視てみたいと思います。
BORN TO BE WILDがなかったらEasy Riderは成り立ちません
と、個人的には思ってます。
僕が「Easy Rider」を視たのは、実はそんなに昔じゃないです。って言っても20年以上前か。。。すみません、昔でした。
かつてXLH1000に乗ってました。日本で今ほどハーレーダビッドソン人気が出る前で、僕も別に特別な興味があった訳ではなかったんですが、なんとなく縁があって乗ったアイアンスポーツ。フルブレーキかけたらブレーキフルードがピューと吹き出したり、バッテリーフルード漏れでジーンズの内腿に大きな穴が開いたり、色々ありましたが、すぐに虜になりました。
そんな頃、アメリカのフロリダ州オーランドに行く機会があったんですが、宿泊ホテルでちょうどハーレーダビッドソンのディーラーミーティングが開催されていました。
部外者立ち入り禁止だったので、中の様子は分かりませんでしたが、解錠の外にまで大音量で漏れ聞こえてきた音楽が、初めて聞いた「BORN TO BE WILD」
超かっこよくてさぶいぼ出ました。
友人にタイトルを教えてもらい、オーランドでCD買おうと思うも時間がなく、帰国後直ぐに渋谷へ言って「BORN TO BE WILD」買いました。
店員さんに聞いて、それが「Steppenwolf」の曲だということを知りました。
せっかくSteppenwolfのCD買ったのに、オーランドで聴いた曲となんか違うんです。
でも、何が違うのかがよく分からない。
それで映画「Easy Rider」のサントラを買って、漸く理由が分かりました。
ハーレーダビッドソンのディーラーミーティングでかかっていた曲はサントラ版の「BORN TO BE WILD」で間違い無し。
何がそんなに違うのかというと、曲の最初に挿入されているハーレーのエキゾーストノート。
これが欲しかったんです!
映画「Easy Rider」には「BORN TO BE WILD」が無くてはならない存在で、そして無ければ映画が存在しないほどの存在かも知れないと個人的に思います。
もし映画を視て、ステッペン・ウルフの「BORN TO BE WILD」をCDで欲しいと思った人は、サントラの購入をおすすめします。
ピーター・フォンダが出演するバイカー映画
ピーター・フォンダが出演するバイカー映画は意外にもほとんどありません。
「THE WILD ANGEL」は1966年の映画で、「Easy Rider」の3年前。
明らかにHell's Angelsをモデルにしていますが、今ではとても考えられないです。
元WWE所属のSteve Austinが主演する映画「Recoil」にアウトローバイカーが出てきますが、ぼんやりした存在にしてあります。
日本では有名ではないですが、スティーブ・オースチンの映画結構好きです。
「GHOST RIDER」は2007年の映画。主演はニコラス・ケイジ。
ピーター・フォンダと言えば、バイカーイメージが強過ぎますが、実はバイカー役は余りありません。カメオ出演がちらほらありますが、殆どはバイクとの絡みはありません。
「Wild Hogs」には珍しくバイカーとして出演。時間は短いですが、映画の中のかなり重要な役割を演じています。
邦題「団塊ボーイズ」は全くイケてませんが、すごく面白いコメディ映画なので、是非オススメしたい作品です。
「Easy Rider」のようなバイカー映画やロードムービーではないですが、これはこれでバイク好きも楽しめる映画だと思います。