価格が3000円(税抜)と安くないのでずっと躊躇していたんですが、ついに買いました!
踏ん切りを付けさせたのは、楽天の期間限定ポイント。
約600円あったんですが、少額のポイントは送料が無料の楽天ブックスで使うと決めているので、今回も楽天ブックスで買いました。
昔はAmazonも本を買うときは何でも送料が無料だったんですけど、今では2000円に満たないと送料が発生するので、ちょっとした本を急ぎで買う時などは楽天ブックスを重宝しています。
そんな訳で「中型インコ 完全飼育」をやっと手に入れました。
巻頭の「中型インコの仲間たち(フォトアルバム)」が圧巻!
今まで色々なインコの本を買い揃えてきましたが、ここまで多くの中型インコをカバーした本はありませんでした。
実は洋書の「PARROTS OF THE WORLD」も買いました。ほとんどすべての種類がカバーされていて勉強になりますが、残念なことに全てがイラスト。
何かが間違っている訳ではありませんが、イラストは何かが違う感じがして。
やっぱり写真じゃないとダメです。
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それと比べて、「中型インコ 完全飼育」の巻頭にある「中型インコの仲間たち(フォトアルバム)」は圧巻です。
チャプター1よりも前なのでオマケ的な存在だと思いますが、これだけのためにこの本を買ってもいいんじゃないかって位に良かったです。
掲載されているインコの種類は、
- アケボノインコ
- スミレインコ
- ドウバネインコ
- メキシコシロガシラインコ
- オキナインコ
- シロハラインコ
- ズグロシロハラインコ
- ウロコメキシコインコ
- アオシンジュウロコインコ
- アカハラウロコインコ
- ホオミドリウロコインコ
- ワキコガネウロコインコ
- アカビタイウロコインコ
- ズアカウロコインコ
- アカオウロコインコ
- イワウロコインコ
- コガネメキシコインコ
- ゴシキメキシコインコ
- ナナイロメキシコインコ
- シモフリインコ
- クロガミインコ
- チャノドインコ
- テツバシメキシコインコ
- ニョオウインコ
- メジロメキシコインコ
- トガリオインコ
- ナナクサインコ
- キセナナクサインコ
- ズグロサメクサインコ
- ココノエインコ
- テンニョインコ
- ミカヅキインコ
- コダイマキエインコ
- ハゴロモインコ
- ビセイインコ
- ズアカハネナガインコ
- アカハラハネナガインコ
- クロクモインコ
- ネズミガシラハネナガインコ
- ムラクモインコ
- ワカケホンセイインコ
- コセイインコ
- スミインコ
- キスジインコ
- アオスジヒインコ
- ヒインコ
- コムラサキインコ
- コセイガイインコ
- ゴシキセイガイインコ
- ズグロゴシキインコ
- キムネゴシキインコ
- オトメズグロインコ
- ショウジョウインコ
- ジャコウインコ
- コシジロインコ
ホオミドリウロコインコなどは色違いも紹介されていて、見応えがあります。
63ページまでが割かれているだけのことはあります。
割愛されることが多い我が家のメジロメキシコインコもしっかりと紹介がされていて感激!
ただ、古くから日本で愛されてきているダルマインコやオオホンセイインコの紹介はなく、ちょっと残念だったりもします。
とは言え、これだけの種類をカバーして、写真を掲載して頂けたことは本当にありがたいです。
ネタバレは嫌いですが、一枚だけ。
メジロメキシコインコの写真を。
赤色のスポットの出方、翼の黄色と赤色の出方、爪の感じ、それと光彩の色からすると幼鳥のようです。
首の傾げ方がカワイイ!!
広範囲にわたって書かれていて、初めて中型インコをお迎えする人におすすめ!
- Chapter1-中型インコの生理学
- Chapter2-中型インコの飼育
- Chapter3-中型インコを迎える
- Chapter4-中型インコの飼育用品
- Chapter5-中型インコの理想の食餌
- Chapter6-中型インコのグルーミング
- Chapter7-中型インコのコミュニケーション
- Chapter8-中型インコのしつけとトレーニング
- Chapter9-中型インコのトラブルQ&A
- Chapter10-中型インコの健康と病気
本文は全部で10チャプター。
191ページのうち、63ページまでが巻頭グラビア「中型インコの仲間たち(フォトアルバム)」に割かれているので、本文は130ページ程度しかありません。
それを10チャプターに分けていますので、1チャプター当たりのページ枚数は平均13ページ。
練りに練って無駄を削ぎ落した感じですので、限られた紙面に出来る限り多くのことを詰め込もうとした作者と編集者の苦労が伺えます。
資料写真の中には歴史を感じるものがあったりしますが、ネットワークカメラなど最新の内容も盛り込んで、初めて中型インコをお迎えする人が読んで勉強するにはいい本になっています。
ただ、紙面の制限もあって、もう少し深く勉強した方が良さそうな部分もありますので、この本で概要を学んで、更に深く知りたい部分については、より詳細に書かれた専門書を読まれるといいでしょう。
病気に関しては「コンパニオンバードの病気百科ー飼い鳥の飼育者と鳥の医療に関わる総ての方々に薦める(小嶋篤史)」が出版されていますし、食事やコミュニケーションなど、それぞれ専門に詳しく書かれた本が出ていますので、そちらをお求めください。
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この本で概論を学んで、ここを起点にしてそれぞれ深いところまで勉強をしていけば、盲点を作らずに、まんべんなくインコのお世話について知識を付けることができるはずです。
既に中型インコを育てている方には既にお持ちの本と内容の重複が多いかも
重複は覚悟で買いましたので、僕的には問題ありませんし、巻頭グラビアが目的だったところも多分にありますので、買ってよかったと思っています。
ただ、インコを育てる上での新しい知識・情報を得たいと思われている人は物足りないと感じるかも知れません。
既に何冊か本を持っている人は、その本が全ての内容をカバーしているはずですが、強いて言うとしたら、今までは何冊かの本にバラバラに書かれたいた内容が中型インコに関してこの本1冊にまとめられている点は評価が出来ると思います。その辺りの評価は人ぞれぞれだと思いますので、既に中型インコを何年か育てる経験のある人は、購入前に手に取って内容を確認されることをお勧めします。