結論から。
残念ながら単体では難しいです。
ひかりTVなどの有料ケーブルテレビサービスと比べるのは酷ですが、比べてしまいたくなるほど素晴らしいサービスなのも事実です。
我が家はここ2年位「ひかりTV」を使っていたので、amazon fire TVは若干気になっていましたが、余り深く調べずにいました。「ひかりTV」をそこそこ気に入ってもいましたし。
最近amazonでインコ達のグッズを買おうとしたら「プライム会員専用」ということで、プライム会員以外は価格が高い安いとか、送料がかかるかからないんじゃなくて「買えない」状態になってしまったので、プライム会員にならざるを得ない状況に追い込まれました。
そして、ひかりTVはひかりTVで3.0Tのハードディスクに録画したデータがチューナーとの接続トラブルで突然見られなくなるという事故(ハードディスクに問題はありません)が起きてしまい、一気に熱が冷めました。
このふたつのタイミングがバチッと合って、amazon Fire TV Stick (New モデル)を買うことになった次第です。
我が家が契約していたひかりTVのプラン(テレビおすすめプラン+チューナーレンタル)は月額3,240円(税込)で、かたやamazon Primeは年間3,900円なので月額にすると325円。ひかりTVの3ヶ月分でPrimeの年会費とamazon Fire TV Stick (New モデル)を買ってもお釣りがきます。
ひかりTVの完全な代用にはなりませんが、買ってよかったと思っていますし、さっそく利用しまくっています。(昨日設定しましたが、既に映画数本視ましたし、仕事中はAbemaTVでずっとMTVを流してあります。)
amazon Fire TV Stick (New モデル)の設定は簡単過ぎて感動します!
ひかりTVの設定も難しくはありません。
でも、LANケーブルを部屋の中に這わせてチューナーに接続しなければならないので、モデムとテレビとの間に距離がある場合は配線がそれなりに厄介です。長ーいきしめんLANケーブルが付属しているので購入する必要はありませんが、見た目がちょっと。。。
それに比べて、amazon Fire TV Stick (New モデル)は2箇所に挿すだけ。
- テレビのHDMIジャック
- コンセント(またはUSBジャック)
以上!
後はテレビの電源を入れると設定画面が自動で表れますので、必要になるのはWi-FiのPINだけ!!
写真では大きさがわかりにくいですが、ちょうど明治の「Fran(フラン)」というお菓子の箱くらいです。(余計にわかりにくいです?)
保護用のプラスチックバッグを剥がすとこんな感じ。
開封すると
- 本体(amazon Fire TV Stick 第2世代)
- 音声認識リモコン
- amazon basic 単4電池2本
- 電源アダプタ
- USBケーブル
- HDMI延長ケーブル
が完璧に収容されています。こういう箱を設計している人って凄いなーって思いますね。
最近の電化製品は聞いたこともないブランドの電池が入っていることが多いんですが、さすがamazon。amazon basicの乾電池が入っています。当たり前なんですが、ちょっとアガリました。
本体の袋に書かれていますが、テレビのHDMIジャックに挿すだけのイメージがありますが、実際には
- テレビのUSBジャック
- コンセント
のいずれかに挿入して、給電してやる必要があります。テレビ周りは電源需要が多いので、USBバスパワーが使えるのはありがたい仕様です。(我が家の場合は、ひかりTVのチューナー用のコンセントが空いたので、電源アダプタを使っています。)
細かいことなんですが、音声認識リモコンの電池を入れる部分のバネが無くなって、写真のような金属のパーツになっていたのがカッコ良かったです。
リモコンはApple TVのリモコンよりも二回りくらい大きくて、断面がかまぼこ形になっています。テーブルに置くとゆらゆらしますが、逆につかみやすいですし、手によくフィットしてナイスです。(Apple TVのリモコンは見た目はいいですが、テーブルにベタ置きされているとつかみにくい感じがあります。)
Apple TVのリモコンほどの高級感はありませんが、日本のテレビのリモコンにありがちなガチャガチャ感もありません。凄く軽いところが安っぽいと言えば安っぽいんですが、長時間持っていても苦にならない利点もあります。
- 開封
- リモコンに電池を入れる
- USBケーブルを本体と電源に挿入
- 本体をテレビのHDMIジャックへ挿入
- 電源アダプタをコンセントに挿入
- テレビの電源を入れる
- HDMIジャックに割り当てられたチャンネルに変更
- 指示に従ってリモコンを操作
- Wi-FiのPINを入力
これだけでスタートします。
ですが、ひとつだけ注意点があります。
HDMI端子が固く、挿入にはコツがいります(無理に挿入しないでください)
他のHDMI端子と比べましたが違いは見た目では分かりません。
ただ、すごく挿しにくいです。
無理やり挿入せずに、いくつかあるジャックを試してみてください。
壁際に置いたテレビの場合、テレビの裏に手を回して目で見ずに挿入されるなんて方もいるかも知れませんが、もし軽くやって挿せない場合は無理に挿入しようとせずに、面倒でもテレビの向きを変えた方が安全だと思います。
角度がぴったり合うと拍子抜けする位にすっと入りますので、無理強いをせずに、すっと入る場所を丁寧に探してみてください。
amazon Fire TV Stickのイイところとダメなところ
まずはイイところから。
- 本体が小さくて、置き場所が不要(ひかりTVはチューナーとLANケーブルが邪魔)
- 本体4,980円と安い(ひかりTVのチューナーはレンタルすると年間6,480円)
- リモコンの音声認識がかなり使える!(ひかりTVのリモコンもApple TVのリモコンも操作はかなり面倒ですが、文字入力ではなく音声認識にした点がほんと素晴らしい!!)
- amazon Prime会員になっていれば、ランニングコストは不要でビデオや音楽が楽しめる(fire TVのためだけにPrime会員になったとしても、月々のランニングコストは325円!)
- AbemaTVがテレビで見られる(AbemaTVはPC・スマートフォン向けのイメージがありますが、fire TVを使えばテレビでも見られます)
- HDDがクラッシュするかもという不安からの開放
そしてダメなところ。
- プライム・ビデオもPrime Musicもちょっと古いし、数もそれほど多くないので、特定の映画・音楽を探そうとすると無いことが多い(有料サービスと比較するのがそもそも無茶)⇒新しいのは買うかレンタルしてね!ってビジネスモデル
- ビデオも音楽も自発的に探すのはそれなりに面倒(ひかりTVとかケーブルテレビは流れてくるので自発性は不要)
- ナショジオが見られなくなった(個人的には、これがかなり痛い)
ひかりTVは月々3,000円を超える有料サービスなので、そもそも完全な代わりを求めることは無茶なんですが、ダメなところを書き出してみて、個人的に問題(ナショジオが見られない)を除けば、プライム・ビデオもPrime Musicのソフトの本数だけと言っても過言ではありません。
- 新しめの映画はamazonでレンタルして視聴
- 音楽はApple Music(月額980円)などのサービスを併用
- 映画はHulu(月額1,007円)などのサービスを併用
映画、テレビドラマ、音楽など、どこに重点を置くかによって、別のサービスを併用することで、ひかりTVよりも便利に使うことができる場合もあるかも知れません。
ただ、fire TV単体で「ひかりTV」などのケーブルTVの代わりになることを期待することはできません。
しばらくfire TVだけで運用してみて、どうしても我慢できない場合は、再びひかりTVに戻る可能性もあります。仮にそうなったとしても、amazon Prime会員であり続ける限りは、fire TVを無料で使い続けることができる訳なので、いい買い物をしたと思っています。
既にPrime会員になっている方は是非使ってみてください。4,980円でこの機能は、使わない手はありません。
まだPrime会員になっていない方は、Prime会員になると送料を無料にするために合わせ買いをする必要がなくなるだけではなく、こんなサービスもありますので、一度検討してみてくださいね。月325円と言えば喫茶店のコーヒー程度の金額ですので、損はないと思いますよ。